【実飲レポート】幻惑のクラフトビール!?Revision Elusive Rainbow Tree ‘Shroom’

クラフトビール愛好家の皆さん、そして新しい味との出会いを求めている皆さん、こんにちは。ライターのGoです。ビールをこよなく愛する僕が、今回皆さんにどうしても紹介したい一本があります。

それは、僕が心の底から信頼しているアメリカのブルワリー、Revision Brewing Companyが手掛ける「Elusive Rainbow Tree ‘Shroom’」。

何を飲んでもハズレがないRevisionのビールは、まさに安心と信頼の代名詞。その中でも特にユニークな名前を持つこの一本は、一体どんな味わいを僕たちに届けてくれるのでしょうか。この記事では、このビールを実際に飲んでみた率直な感想をレポートします。

飲む前から期待が高まる。Revision Brewing Companyとは?

アメリカのクラフトビールシーンで、確固たる地位を築き上げているRevision Brewing Company。彼らのビールは、そのユニークなラベルデザインと、何よりも圧倒的な品質の高さで、世界中のビールファンを魅了し続けています。

“ハズレなし”と愛好家が語る理由

僕自身、かれこれ何年もRevisionのビールを飲んでいますが、未だかつて「これはちょっと……」と感じたことがありません。それは、彼らが常に挑戦的ながらも、安定した品質を保ち続けているからです。IPAを主体とする彼らのビールは、ホップの個性を最大限に引き出しつつ、飲みやすさとのバランスが絶妙に保たれています。特に、ホップの香りが時間とともに変化する様子を緻密に計算して造られているため、一口ごとに新しい発見があるんです。Revisionのビールを飲むことは、常に最高の体験を約束してくれる、一種の“ブランド体験”とも言えるでしょう。だからこそ、僕のような愛好家たちは彼らの新作が出ると、無条件に期待を寄せてしまうのです。

幻惑のネーミング「’Shroom’」に隠された秘密

今回ご紹介する「Elusive Rainbow Tree ‘Shroom’」は、その名の通り、まるで幻覚を見ているかのような、不思議な魅力を持つ一本です。「’Shroom’」というスラングは、しばしばキノコを指し、サイケデリックな体験を連想させることから、飲む前からその味わいに対する好奇心を掻き立てられます。

ビールを一口飲んでトリップ?

このネーミングは、単なる奇抜な言葉遊びではありません。実際に口にすると、ホップが織りなす複雑な香りと風味が次々と現れ、まるで万華鏡を覗いているかのような感覚に陥ります。Revisionのビールが持つ「複雑で、飲んだ後に新しい発見がある」という哲学が、このユニークな名前に込められているのです。単一の香りに収まらない、多層的なアロマとフレーバーの移り変わりは、まさにビール愛好家が「トリップする」と表現するような、奥深い体験を約束してくれます。

五感で楽しむテイスティングレポート

それでは、いよいよ本題のテイスティングレポートです。この「Elusive Rainbow Tree ‘Shroom’」を、五感をフルに使って味わってみました。

1. 缶のデザインからすでに惹きつけられる

まず目を引くのは、鮮やかな色彩で描かれた缶のデザインです。虹色の木や不思議なキャラクターが描かれており、サイケデリックな雰囲気が漂っています。手にした瞬間から、これから始まる特別な体験を予感させてくれます。このデザインだけでも、クラフトビールを飲む楽しみが何倍にも膨らみますね。

2. グラスに注いでわかる色と泡立ち

缶からグラスに注ぐと、美しい濁りのあるヘイジーな黄金色が姿を現します。泡はきめ細かく、ふんわりと立ち上がり、ホップの香りを閉じ込めているかのようです。この見た目だけでも、IPA好きの心をくすぐります。

3. 香りを嗅いで想像力をかき立てられる

グラスを鼻に近づけた瞬間、まるで南国のフルーツ畑に足を踏み入れたかのような、強烈な香りが広がります。完熟したオレンジ、グレープフルーツ、パイナップルといったシトラスやトロピカルフルーツのアロマが豊かに香ります。これまでのIPAにはなかった、メロンやライムのような爽やかな香りも感じられ、その複雑さに驚かされます。

4. 口に含んで広がる、フルーツの魔法

一口飲むと、舌の上でトロピカルなアロマが弾け、ジューシーな口当たりが全体を包み込みます。アルコール度数が8.2%と高めですが、それを感じさせないほど滑らかで、飲みやすい仕上がりです。ホップ由来の苦味は穏やかで、フルーティーな甘みと絶妙なバランスを保っています。後味には、わずかに松のようなハーブのニュアンスも感じられ、単調な味わいではない、奥深さを楽しめます。このビールは、一口飲むごとに香りと味わいが変わり、まさに「ハズレなし」のRevisionらしさを体現しています。

5. 飲み終えた後の心地よい余韻

飲み終えた後も、ホップの香りが鼻腔に残り、心地よい余韻に浸ることができます。喉の奥に広がる温かさが、このビールのアルコール度数の高さを思い出させ、満足感を与えてくれます。ゆっくりと時間をかけて、この変化を楽しむのが最高の飲み方でしょう。

最高の体験を約束するペアリングの魔法

この「Elusive Rainbow Tree ‘Shroom’」の多層的な味わいは、料理とのペアリングによって、さらにその魅力を引き出すことができます。ホップの香りが強いIPAは、一般的に味の濃い料理と相性が良いとされています。

このビールと合わせたい、おすすめの料理

このビールは、フルーティーなアロマとしっかりとしたボディを持つため、以下のような料理との相性が特に良いと感じました。

  • スパイシーなエスニック料理

    ホップの香りが、タイ料理のグリーンカレーやガパオライス、インド料理のカレーなどに含まれるスパイスの風味を引き立て、口の中をリフレッシュしてくれます。ビールの苦味が辛さを和らげ、後を引く美味しさを生み出します。

  • 肉料理

    アルコール度数が高いため、ステーキやローストチキンなど、脂身の多い肉料理にも負けません。特に、バーベキューソースを使ったスペアリブなど、少し甘みとスモーキーさのある味付けの料理とのペアリングは、ビールの持つトロピカルな風味と絶妙にマッチします。

  • 濃厚なチーズ

    ゴルゴンゾーラやカマンベールのような、香りや味わいが強いチーズとの相性も抜群です。チーズの塩味とビールのフルーティーな香りが互いを高め合い、最高のハーモニーを奏でます。

どんなシーンで飲むのが最高?

僕がこのビールをぜひ試してもらいたいのは、こんなシーンです。

  • 週末のご褒美として

    平日の疲れを癒す週末の夜に、このビールをゆっくりと味わうのは最高の贅沢です。リラックスできる環境で、グラスの中で変化する香りと味わいをじっくり楽しんでください。

  • 気の置けない仲間とのパーティー

    ユニークな缶のデザインや、飲んでトリップするような体験は、友人と集まる際の会話のネタにもなります。みんなで感想を語り合いながら飲むのも楽しいでしょう。

  • 新しいクラフトビールとの出会いを求めている時

    IPAをまだあまり飲んだことがない人や、新しい味を探している人にこそ、ぜひ試してほしい一本です。Revisionのビールの品質の高さを知る、良いきっかけになるはずです。

リビジョンはやっぱり裏切らない!愛好家が唸った理由

今回の「Elusive Rainbow Tree ‘Shroom’」は、僕のRevision Brewingに対する信頼を改めて確固たるものにしてくれました。IPAに求める「香りの豊かさ」「味わいの複雑さ」「飲みやすさ」という要素が、高次元でバランスされているからです。

なぜこのビールをIPA初心者にも勧めたいのか

IPAは「苦い」というイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、このビールは、強烈な苦味よりもフルーティーな香りとジューシーな味わいが際立っています。そのため、普段IPAを飲まない方でも、きっとその美味しさに驚くはずです。Revisionの技術が詰まったこの一本は、まさにIPAの世界への最高の入門編と言えるでしょう。

Revision Elusive Rainbow Tree ‘Shroom’ 詳細情報

項目

内容

種類

クラフトビール(Hazy Double IPA)

醸造所

Revision Brewing Company(アメリカ・ネバダ州)

アルコール度数

8.2%

IBU(苦み)

48

使用ホップ

Motueka, Citra

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SAKEVIVAの運営に携わるライターのGoです。旅や音楽、バスケ、ファッション、車など幅広いカルチャーに興味があります。お酒はテキーラ、ワイン、クラフトビールを特に愛し、家より外で楽しむスタイルです。 テキーラマエストロとしての知識と、収集癖、行動力を活かし、先入観を無くす新しい気づきを提供したい。体験レポートや歴史、文化を深掘りし、皆さんの好奇心を刺激するような記事をお届けします。

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