【実飲レポート】苦味ガツン!なのに、ゴクゴクいける!? 「Squawk Box IPA」はなぜヤミツキになるのか? KARL STRAUSS✖️GREEN CHEEK “SQUAWK BOX IPA”

大人気ブルワリー「Karl Strauss(カール・ストラウス)」と「Green Cheek(グリーン・チーク)」がタッグを組んだと聞いて、クラフトビール好きとしていてもたってもいられず、ついに出会いました。

その名も『Squawk Box IPA』。前評判では「苦味がガツンとくる」とのことでしたが、実際に飲んでみると、その言葉だけでは語りきれない奥深い魅力に気づかされました。

IPA好きはもちろん、「IPAはちょっと苦手…」という方にもぜひ知ってほしい、このビールの秘密をレポートします!

『Squawk Box IPA』ってどんなビール?

カール・ストラウスとグリーン・チーク。この二つのブリュワリーがタッグを組んだと聞いただけで、クラフトビール好きの心は高鳴るでしょう。カール・ストラウスは、アメリカ・サンディエゴのクラフトビールシーンを牽引してきた、いわばレジェンド的存在。一方のグリーン・チークは、2017年の設立ながら、瞬く間に人気を博し、数々の賞を受賞している新進気鋭のブリュワリーです。

この二つの個性がぶつかり合って生まれたのが、『Squawk Box IPA』。両社のスタイルが見事に融合した、非常に興味深い一杯です。公式サイトの情報を見てみましょう。

スタイル: IPA

ABV: 6.6%

IBU: 70

特筆すべきは、IBU(International Bitterness Units)が70という点です。一般的にIPAは苦味が強いスタイルとして知られていますが、IBUが70となると、かなり「ガツン」とくる苦味が予想されます。しかし、ただ苦いだけではないのが、このビールの真骨頂。次に、その味わいの秘密に迫っていきましょう。

噂のIPAを求めて。ビール好きの聖地「びあマ」へ

このビールと出会ったのは、「びあマ」でした。

北千住に店を構えるここは、国内外のクラフトビールを豊富に取り揃えており、ビール好きの間では知らない人はいない「聖地」のような場所です。

店内に足を踏み入れると、冷蔵庫にぎっしりと並んだビールの缶やボトルが目に飛び込んできます。毎回その圧倒的な品揃えに心が躍ります(笑)

その場で飲んでみたくなり、角打ちスペースでグラスに注いでもらうことにしました。

苦味と香りの絶妙なバランス! ヤミツキになる秘密に迫る

『Squawk Box IPA』の最大の魅力は、その強烈な苦味を、華やかな香りと軽快な飲み口がバランス良く包み込んでいる点です。缶を開けてグラスに注いだ瞬間、広がるアロマにまず驚かされました。

ホップ: Citra, Citra Incognito, Talus, Krush

このユニークなホップの組み合わせが、香りのキーになっているようです。口に含むと、最初に感じるのはやはりIBU70のパンチの効いた苦味。しかし、その後に続くのが、シトラス系の爽やかな風味と、マンゴーやパッションフルーツのようなトロピカルなアロマ。ホップの個性が複雑に絡み合い、飲むたびに新しい表情を見せてくれます。

そして、この苦味と香りの強い個性を、「すっきりとしたフィニッシュ」がまとめ上げています。後味に嫌な苦味が残らず、むしろ次の一口を誘うような軽快さがあるのです。このギャップこそが、一度飲んだらヤミツキになる『Squawk Box IPA』の秘密だと感じました。

空腹NG! 最高の体験ができる「ペアリング」のススメ

「空腹状態で飲むのは危険!」と感じたほど、苦味のインパクトが強い『Squawk Box IPA』。その魅力を最大限に引き出すには、フードペアリングが欠かせません。このビールを飲む際に、おすすめしたいペアリングをいくつかご紹介します。

1. 脂の乗った肉料理

IPAの強い苦味は、肉の脂を洗い流す効果があります。特に、ジューシーなステーキやポークソテーとの相性は抜群です。肉の旨みをビールが引き立て、口の中をリフレッシュしてくれます。

2. スパイシーな料理

カレーやタコス、エスニック料理など、スパイスが効いた料理もおすすめです。ビールの苦味がスパイスの辛さを和らげ、より深い味わいを楽しむことができます。

3. フライドポテトや揚げ物

シンプルながらも最高の組み合わせです。塩味の効いたフライドポテトや唐揚げは、ビールの苦味と互いに引き立て合い、飲む手、食べる手が止まらなくなります。

これらのフードペアリングを試すことで、『Squawk Box IPA』の持つフルーティーなアロマがより際立ち、苦味がまろやかに感じられることでしょう。ぜひ、何かフードと一緒に楽しんでみてください。

『Squawk Box IPA』はどんな人におすすめ?

このビールは、まさに「通好み」の一杯です。ただ単に喉を潤すためのお酒ではなく、その味わいをじっくりと楽しみたい方に特におすすめします。

IPAの個性を深く楽しみたい人

IPAの苦味や香りの複雑さを深く理解している人であれば、このビールのバランスの良さにきっと感銘を受けるでしょう。IBU70というパンチの効いた苦味を、ホップ由来の柑橘系アロマがどう包み込んでいるのか、その絶妙なバランスを堪能できます。

新しいクラフトビールとの出会いを求めている人

「いつも同じビールばかり飲んでいる」「そろそろ新しい刺激がほしい」と感じているなら、『Squawk Box IPA』は最適な選択肢です。二つの有名ブルワリーがコラボしたという背景も、話のネタになること間違いなしです。

自宅でゆったりと過ごす時間を楽しみたい人

このビールは、一人で映画や音楽を楽しみながら、あるいは気の置けない仲間と語らいながら飲むのにぴったりです。強めの個性があるため、食後や休日の夕方に、じっくりと向き合って飲んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

『Squawk Box IPA』を飲んでみて、改めてクラフトビールの奥深さを感じました。一口目から「ガツンとくる」苦味は、空腹時には少し刺激が強すぎるかもしれませんが、そのパンチ力こそが、このビールの最大の魅力でもあります。

特に印象的だったのは、苦味の後に広がる華やかなアロマと、後味のスッキリ感です。このギャップが、私自身をこのビールの虜にしました。ビール単体で飲むのも良いですが、ぜひ何かフードとペアリングして、その魅力を最大限に引き出してみてください。

今回のレポートを機に、皆さんも自分に合った「究極の1杯」を見つけてみませんか?

『Squawk Box IPA』詳細情報

種類

クラフトビール

名前

Squawk Box IPA / スクワーク ボックス IPA

ABV

6.6%

IBU

70

原材料

麦芽、ホップ、小麦、ぶどう糖

ホップ

Citra, Citra Incognito, Talus, Krush

ブリュワリー

Karl Strauss

スタイル

IPA

内容量

473ml

容器

CAN

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Go

SAKEVIVAの運営に携わるライターのGoです。旅や音楽、バスケ、ファッション、車など幅広いカルチャーに興味があります。お酒はテキーラ、ワイン、クラフトビールを特に愛し、家より外で楽しむスタイルです。 テキーラマエストロとしての知識と、収集癖、行動力を活かし、先入観を無くす新しい気づきを提供したい。体験レポートや歴史、文化を深掘りし、皆さんの好奇心を刺激するような記事をお届けします。

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