秋の気配が深まる9月は、じっくりと日本酒を味わうのに最適な季節です。
この記事では、関東エリアで開催される注目の日本酒イベントを3つ厳選してご紹介します。
造り手の顔が見えるアットホームなイベントから、次世代の才能が集う祭典まで、日本酒の奥深い世界に触れる絶好の機会です。あなた好みの一本を見つけに、秋の夜長を彩るイベントへ出かけてみませんか。
※記事内の情報は、すべて 2025年8月28日時点の情報です。日程、料金等が変更されている場合がありますので、お出かけの際は公式サイトやSNSをご確認ください。
2025年9月 関東開催の日本酒イベント
1. かながわ12蔵元 秋の感謝祭2025(神奈川・横浜)

神奈川県内の実力派酒蔵が一堂に会する「かながわ12蔵元 秋の感謝祭」です。
その名の通り、日頃の感謝を込めて開催されるこのイベントは、アットホームな雰囲気の中で神奈川の地酒の魅力を存分に味わうことができます。
県内の日本酒ファンにとっては見逃せない一日となるでしょう。
※画像出典|かながわ12蔵元 秋の感謝祭2025のチケット情報(横浜) – イープラス
基本情報
日程 | 2025年9月13日(土) |
時間 | 第1部 11時00分~13時00分 (受付開始10時45分から) |
場所 | 神奈川中小企業センタービル14階 多目的ホール(Google Map↗︎) |
料金 | 3,500円(1,000円分のギフト券付き) |
公式サイト | https://www.kanagawa-jizake.or.jp/kumiai-information/20230726-copy-copy.html |
おすすめポイント
このイベントの最大の魅力は、神奈川の酒文化を深く、そして身近に感じられる点にあります。 特におすすめのポイントを2つご紹介します。
① 神奈川を代表する12蔵の地酒を飲み比べ
「いづみ橋」や「天青」、「相模灘」といった全国的に知名度の高い銘柄から、地元で愛されるお酒まで、神奈川を代表する12蔵、約40種類以上の日本酒やリキュールが試飲できます。
丹沢山系の伏流水を仕込み水としながらも、蔵ごとに異なる個性豊かな味わいを一度に比較できるのは、非常に貴重な機会です。
② 蔵人と交流できるアットホームな雰囲気
各ブースには蔵元や蔵人(くらびと)が常駐しており、お酒を注いでもらいながら直接話を聞くことができます。
造り手の想いや酒造りのこだわりを知ることで、一杯のお酒がより一層美味しく感じられるはずです。 来場者と造り手の距離が近い、温かい雰囲気がこのイベントの持ち味です。
神奈川の日本酒の魅力を深く知りたい、造り手の話を聞きながらじっくりお酒を味わいたいという日本酒ファンに。
2. 若手の夜明け2025 TOKYO(東京・大手町)
若手の夜明け2025 TOKYO
新たな挑戦に取り組む熱意ある若手醸造家が集う祭典「若手の夜明け2025 TOKYO」が、9月17日(水)〜21日(日)の5日間開催されます。40回目となる祭典に参加する酒蔵が決定しました!昨年の「若手の夜明け2024… pic.twitter.com/xwXjf186Sk
— @sakejump / 混祭 / 若手の夜明け (@sakejump) July 2, 2025
日本酒業界の「今」と「未来」を体感できるイベントが「若手の夜明け」です。
このイベントには、全国から次世代の酒造りを担う若手醸造家たちが集結します。 伝統を重んじつつも、新しい感性で醸される革新的な日本酒に出会えるかもしれません。
会場となる大手町フィナンシャルシティは、洗練されたビジネス街の中心にあり、感度の高い人々が集まる場所です。
基本情報
日程 | 2025年9月17日(水)~21日(日) |
時間 | 17日〜19日 17:00~21:00 |
場所 | 大手町フィナンシャルシティ(Google Map↗︎) |
料金 | ・シール20枚+おちょこ :¥4400 ※数量限定 |
公式サイト |
おすすめポイント
このイベントは、新たな才能と出会い、日本酒の可能性を発見する絶好の機会です。 その魅力を2点に絞ってご紹介します。
① 次世代を担う若手醸造家の日本酒が集結
「若手の夜明け」というタイトルの通り、参加するのは意欲と情熱にあふれる若手醸造家たちです。
彼らが造るお酒は、フレッシュでエネルギッシュな味わいのものが多く、日本酒の未来を明るく照らしてくれます。 将来、入手困難になるかもしれない銘柄をいち早く発見する楽しみもあります。
② 新しいスタイルの日本酒に出会えるかも
参加する蔵元の中には、伝統的な製法にとらわれず、ワイン酵母を使用したり、木桶仕込みを復活させたりと、ユニークな挑戦をしているところも少なくありません。
これまでの日本酒のイメージを覆すような、フルーティーで酸味の効いたお酒や、複雑で奥深い味わいのお酒など、新しい発見が待っているはずです。
日本酒の最新トレンドが気になる方や、新しい才能を応援したい方にぴったりのイベントです。
3. 千葉の酒フェスタ2025(東京・有楽町)

千葉県内の17の酒蔵が誇る地酒を、東京の中心・有楽町で楽しめるイベントです。
千葉まで足を運ばなくても、県内の多様な日本酒100種類以上を一度に味わえるのが大きな魅力。
会場の東京交通会館は有楽町駅の目の前というアクセス至便な立地で、気軽に立ち寄ることができます。 千葉の酒のポテンシャルの高さを再発見できるイベントになるでしょう。
※画像出典|千葉の房総地酒(日本酒)のことなら千葉県酒造組合
基本情報
日程 | 2025年9月27日(土) |
時間 | 第一部:14:30~16:30(受付時間は 14:15~) |
場所 | 東京交通会館ダイヤモンドホール(Google Map↗︎) |
料金 | 3,500円(1,000円分の購入チケット付き) |
公式サイト |
おすすめポイント
都心で手軽に千葉の酒文化に触れられるだけでなく、食とのペアリングも楽しめる企画が用意されています。 その魅力を2点ご紹介します。
① 都内で千葉の地酒100種類以上を堪能
千葉県は、利根川水系の豊かな水に恵まれ、古くから酒造りが盛んな地域です。
「不動」や「甲子」といった有名銘柄から、まだあまり知られていない小さな蔵の個性的なお酒まで、幅広いラインナップが揃います。 その多様な味わいを飲み比べることで、千葉の酒の奥深さを知ることができます。
② フードペアリングも楽しめる企画
このイベントでは、千葉県の新たなご当地グルメとして注目されている「黒アヒージョ」とのペアリングが楽しめます。
千葉県産の醤油などを使った黒いアヒージョと、千葉の地酒がどのようなハーモニーを奏でるのか、食とお酒の組み合わせの妙を体験できるユニークな試みです。
まだ知らない千葉の美味しい日本酒に出会いたい方、東京で気軽に地方の酒文化に触れたい方へ。
イベントの選び方と楽しみ方のポイント
じっくり日本酒を味わいたいなら、今回ご紹介した3つのイベントはどれもおすすめです。 それぞれの特徴から、あなたにぴったりのイベントを選んでみましょう。
地元の酒を応援したいなら
特定の地域の日本酒を深く知りたい、地元の蔵元を応援したいという方には、「かながわ12蔵元 秋の感謝祭」や「千葉の酒フェスタ」がぴったりです。
それぞれの県の酒蔵が一堂に会するため、地域の特色や蔵ごとの個性を比較しながら楽しむことができます。
蔵人と直接話せる機会も多く、より深くその土地の酒文化に触れることができるでしょう。
日本酒の最新トレンドを知りたいなら
新しい味わいや、これからの日本酒業界を担う才能に出会いたいという方には、「若手の夜明け」がおすすめです。
全国から集まる若手醸造家たちの情熱と挑戦に触れることで、日本酒の新たな可能性を発見できるはずです。 伝統的な枠にとらわれず、革新的な一本との出会いが待っているかもしれません。
まとめ
2025年9月の関東エリアでは、日本酒の魅力を再発見できる素晴らしいイベントが開催されます。
神奈川、千葉といった地元の実力派蔵元が集うイベントから、日本酒業界の未来を担う若手醸造家の祭典まで、それぞれに異なる魅力があります。
一杯一杯を大切に味わい、造り手の想いに耳を傾ける時間は、日本酒ファンにとって至福のひとときとなるでしょう。
秋の夜長を彩る、特別な一本との出会いを探しに、ぜひ足を運んでみてください。 各イベントの最新情報は公式サイトでご確認の上、お出かけください。
