「とりあえず生!」が口癖のビール好きの皆さん、こんにちは。ライターのGoです。
普段は仕事終わりに喉ごし重視で冷えたジョッキを傾けるのが至福の時ですが、先日訪れた六本木の名店「とり澤」で、私のビール観を揺さぶる「ある一杯」に出会いました。
その名は『ROCOCO Tokyo WHITE』。
「日本初のラグジュアリービール」と謳われ、星付きレストランや有名シェフがこぞって愛用するというこのビール。
果たしてその実力は本物なのでしょうか? そして、こだわり抜かれた焼き鳥との相性は?
今回は、あえて正直に言わせてください。「1杯目のビールとしてどう感じたか」、そして「後に飲んだ赤ワイン『rindo』との比較」も含め、35歳・お酒好き男性のリアルな実飲レポートをお届けします。
日本初のラグジュアリービール「ROCOCO Tokyo WHITE」とは?
まずは、今回私が体験した「ROCOCO Tokyo WHITE」がどのようなビールなのか、その特徴的なコンセプトと背景について深掘りしていきましょう。
一般的なビールとは一線を画す「コンセプト」
私たちが普段口にするビールといえば、缶を開けてゴクゴクと喉を鳴らして飲む爽快感が魅力です。しかし、ROCOCO Tokyo WHITEは根本から設計思想が異なります。
このビールのコンセプトは、「セレブレーション・ビール」。特別な瞬間を祝うために生まれた、日本初のラグジュアリービールです。
開発にあたっては、従来のビールの苦味やのどごしを追求するのではなく、ファインダイニング(高級レストラン)での食事中に楽しまれることを前提に作られました。
最大の特徴は、一般的なピルスナービールのような黄金色の苦味ではなく、シルクのように滑らかな舌触りと、繊細な料理の味を邪魔しないフルーティーで華やかな香りにあります。ビールでありながらシャンパンのような立ち位置を目指している、と言えばイメージしやすいでしょうか。
詳しくは下記に記載されておりますのでよろしければお手に取ってみてください。
※僕もまだ購入こそしたものの、まだ読み終えてはいません(笑)
なぜ「星付きレストラン」や「有名シェフ」に愛されるのか
公式サイトやメディアの情報を調べてみると、ROCOCO Tokyo WHITEは数多くのミシュラン星付きレストランや、著名なシェフたちから支持されています。なぜ、これほどまでに食のプロフェッショナルたちに愛されるのでしょうか。
ここでは、料理人がROCOCOを選ぶ主な理由について整理してみました。
- 料理の味をジャマしない: 繊細な和食やフレンチのソースの味わいを、ビールの苦味が打ち消してしまうことがありません。
- アロマの調和: フルーティーな香りが、食事の余韻を華やかに引き立てます。
- テクスチャー: きめ細かい泡と滑らかな口当たりが、高級食材の質感とマッチします。
つまり、単体で主張しすぎず、コース料理全体の一部として機能する「究極の食中酒」としての地位を確立しているのです。
「家では飲めない?」気になる入手難易度と希少性
ROCOCO Tokyo WHITEが「幻のビール」とも呼ばれる所以は、その流通経路にあります。
発売当初、このビールは一般のスーパーや酒屋には一切並ばず、厳選されたレストランでしか飲むことができませんでした。「あのお店に行かないと飲めない」という特別感が、ブランド価値を極限まで高めていたのです。
現在では、公式サイトを通じたオンライン販売も行われていますが、依然としてコンビニなどで手軽に買えるものではありません。
「知る人ぞ知る」というステータス性は健在であり、それもまた、今回私がオーダーしてしまった大きな理由の一つでした。
六本木「とり澤」で遭遇。ワイングラスで味わう未知のビール体験
ここからは、実際に私が六本木の焼き鳥店「とり澤」で体験した、ROCOCO Tokyo WHITEとの出会いと実飲の様子をレポートします。
提供スタイルへの衝撃! ジョッキではなく「白ワイングラス」
六本木駅から少し歩いた場所にある「とり澤」は、予約困難な中目黒「鳥さわ」の分店であり、食通たちが足繁く通う名店です。
カウンター越しに漂う炭火の香りに包まれながらメニューを開くと、そこに「ROCOCO Tokyo WHITE」の文字がありました。
「せっかくの六本木だし、特別なものを」とオーダーして数分後。私の目の前に置かれたのは、冷えたジョッキでも、赤提灯にあるような瓶ビールでもありませんでした。
提供されたのは、なんと脚の細いエレガントな「白ワイングラス」と、洗練されたデザインのボトル。

ワイングラスで提供されたビールを飲むのは久しぶりだった気がします(笑)
「え、これがビール?」
思わず店員さんに確認したくなるほどの高級感です。周囲の落ち着いた照明にボトルが反射し、飲む前から「ただのビールではない」というオーラを放っていました。
【視覚と嗅覚】輝くシャンパンゴールドと、あふれ出すフルーティーな香り
店員さんが丁寧にグラスへ注いでくれると、その液体は美しい黄金色(シャンパンゴールド)をしており、一般的なビールよりも少し淡く、輝きが強いように感じられます。
そして何より驚いたのが「香り」です。
グラスに鼻を近づけた瞬間、ビール特有の麦やホップの重たい香りではなく、マスカットや白桃を思わせるような、非常にフルーティーで華やかなアロマが立ち上ってきました。
「なるほど、ワイングラスで提供される意味がわかった」
この香りを逃さず、十分に楽しむためには、飲み口の広いワイングラスが必須なのです。飲む前の期待値は、この時点で最高潮に達していました。
「苦くない?」一口飲んで感じたシルキーな口当たり
乾杯の音とともに、いよいよ一口目を味わいます。
口に含んだ瞬間、驚くほどきめ細かい泡が舌を包み込みました。そして広がるのは、香りの印象通りのフルーティーな風味。
特筆すべきは「苦味のなさ」です。通常のラガービールにあるような、喉にグッとくる苦味やキレはほとんど感じられません。あくまで優しく、柔らかく、シルクのように喉を通り過ぎていきます。
喉ごし派には物足りない? ビール党・Goの正直な第一印象
ここで、これまでクラフトビールのレポートを色々執筆してきてる人間としての正直な感想を述べさせていただきます。
……あれ? ちょっと物足りないかも?
誤解のないように言っておきますが、決して美味しくないわけではありません。非常に上品で、完成された味わいです。
しかし、仕事終わりの一杯目、「とりあえず生!」の感覚で、炭酸の刺激と苦味を求めていた私の体には、少し優しすぎたのです。
爽快感を期待すると、肩透かしを食らうかもしれません。これは、喉の渇きを潤すための飲み物ではなく、前菜のように味わいや香りをゆっくり楽しむための飲み物だと感じました。
飲むシチュエーションや、その時の気分別で評価が大きく分かれるビールだと言えるでしょう。
焼き鳥との相性をガチ検証。赤ワイン「rindo」と比較してみた
「ROCOCO Tokyo WHITE」の繊細な味わいを理解したところで、次は食事とのペアリングです。
ここ「とり澤」の焼き鳥は、素材の味を極限まで引き出した絶品ばかり。果たして、このラグジュアリービールは、焼き鳥の強烈な旨味とどう渡り合うのでしょうか。
前菜・ささみ(塩)とのペアリングは「完璧な調和」
コースの序盤、まずは前菜の鳥レバー刺しや、ささみ(さび焼き)といった塩味ベースの串が運ばれてきました。

お早めにお召し上がりくださいと言われるがままに食べてしまいましたが、まったく臭みもなく非常に美味でした・・

焼き鳥なら何本でもイケる人ですが、塩味+七味のコンボは尚一層それを引き立ててくれます
ここでROCOCOを一口。
……あ、これは合う!
淡白ながらも滋味深い鶏肉の甘みと、ROCOCOのフルーティーな酸味が口の中で見事に調和します。ビールの主張が強すぎないため、ワサビの香りや鶏肉の繊細な余韻を消してしまうことがありません。
まるで上質な白ワインを合わせているかのような感覚で、コースのスタートダッシュとしてはこれ以上ない相棒だと感じました。
タレの焼き鳥 vs ROCOCO。脂と旨味を受け止めきれるか?
しかし、コースが中盤に差し掛かり、レバーやつくね、もも肉といった脂の乗った部位が「タレ」で提供され始めると、少し雲行きが変わってきました。

濃厚な甘辛いタレと、炭火で焼かれた香ばしい脂。このパンチのある味わいに対して、ROCOCOは少し上品すぎるのです。
もちろん、口の中をさっぱりさせるという意味では機能しますが、「お酒と料理が互いを高め合う(マリアージュ)」という点では、料理のパワーにビールが少し押されているような印象を受けました。
「もっと重厚な受け皿が欲しい……」
そう感じた私は、迷わず追加オーダーをすることにしました。
ここで真打ち登場。ケンゾーエステート「rindo」を投入した結果
私が選んだのは、カリフォルニア・ナパヴァレーのワイナリー「ケンゾー エステート」が誇るフラッグシップワイン、赤の「rindo(紫鈴)」です。
深みのあるダークレッドの液体。カシスやブラックベリーのような凝縮感のある香り。
この圧倒的な存在感を放つワインを一口飲み、すぐにタレの効いた焼き鳥を頬張ります。
rindoをはじめ、ケンゾー エステートは好きで口にすることが多いのですが、ハーフボトルの存在を認識しておらず少し驚きました(笑)
※ありがたいことに、そこまで飲食店価格になっておらず普通に自分で購入しても大差無い金額でした
マリアージュ対決の軍配は? 赤ワインの重厚感が勝った理由
結果は、火を見るよりも明らかでした。
やっぱり、これだ……!!
タレの焦げた風味と鶏の脂を、rindoのしっかりとしたタンニン(渋み)と果実味がガッチリと受け止めます。脂っこさを流すのではなく、旨味として昇華させる力強さがそこにはありました。
個人的な好みも大いにありますが、ガッツリとした肉料理・タレ料理との相性勝負では、ROCOCOよりも赤ワインのrindoに軍配が上がりました。
この経験から言えるのは、ROCOCOは「万能選手」というよりも、「適材適所」がはっきりしているお酒だということです。
【結論】ROCOCO Tokyo WHITEは「いつ」「誰と」飲むべきお酒か
六本木での一夜を通じて、ROCOCO Tokyo WHITEというビールの正体が掴めました。
最後に、30代の酒飲みとして、このビールを最大限に楽しむためのポイントをまとめます。
「とりあえずビール」で頼むと失敗する? おすすめのシチュエーション
記事の冒頭でも触れましたが、喉がカラカラの状態で「プハーッ!」といきたい時にこれを選ぶのはおすすめしません。その用途なら、大手のラガービールの方が間違いなく美味しいです。
ROCOCO Tokyo WHITEが輝くのは、以下のようなシーンです。
- 乾杯の一杯目として: シャンパンの代わりに選ぶことで、「おっ」と思わせるスタートが切れます。
- 繊細な和食やフレンチと共に: 寿司、天ぷら、フレンチの前菜など、素材の味を大切にする料理には抜群に合います。
- お酒が強くない人と共に: 苦味が少なくフルーティーなので、ビールが苦手な女性などにも喜ばれるはずです。
デートや記念日に最適! 「空間」と「会話」を華やかにする演出力
味もさることながら、このビールの最大の魅力は「演出力」にあります。
洗練されたボトルデザイン、ワイングラスで飲むスタイル、そして「星付きレストランで愛されている」というストーリー。これらはデートや記念日の食事において、会話を弾ませる強力な武器になります。
「これ、日本初のラグジュアリービールなんだって」
そんな一言から始まる会話は、きっとその場の空気を少し特別なものに変えてくれるでしょう。
週末のご褒美やギフトとしても優秀な選択肢
かつては飲食店限定でしたが、現在は公式サイトでギフト購入も可能です。
ホームパーティーの手土産に持って行けば、「センスがいい人」として株が上がること間違いなし。自分へのご褒美として、週末に自宅でゆっくりとグラスを傾けるのも贅沢な時間の使い方です。
もし皆さんも、レストランのメニューでこの名前を見つけたら、ぜひ一度オーダーしてみてください。
「たかがビール、されどビール」。いつもの一杯とは違う、新しいビールの世界がそこには広がっています。
今回紹介したお店・商品情報
| 商品名 | ROCOCO Tokyo WHITE(ロココ トーキョー ホワイト) |
|---|---|
| 種類 | ビール(ホワイトビール) |
| アルコール度数 | 5.5% |
| 公式サイト | https://www.rococotokyo.com/ |
